人生の質が変わった

TL;DR

  • 子が産まれて人生の質が変わった
  • 仕事と子育てしかしなくなった結果、仕事のパフォーマンスは向上した
  • Web 上の存在感も皆無になっていたが、ぼちぼち復帰していきたい

人生の質が変わった。

最近全然ブログも書いてなければ SNS に投稿することも稀だった。 これは主に子が産まれたことで生活スタイルが変わったことが原因であるが、2022 年も終わりということでそのことについて振り返ってみるかという気持ちと、2023 年からは少しずつ生活スタイルを変えたいという気持ちと、でこのエントリを書いている。

子が産まれて福岡に引っ越した

このことについては 20220415 のブログエントリ で書いているが、子が産まれた。
名前は美理です。beautiful theory です。大事なことなので再掲しました。

子が産まれて福岡に移住した、これが今年のターニングポイントであった。

福岡で子育てしながらの生活は概ね気に入っている。 縁もゆかりもない土地ではあるが、同僚や知り合いもある程度いるし、期待していた通りに住みやすい。 想像以上にコロナがしぶとかったこともあってあまりあちこちには出掛けてはいないが、大濠公園には圧倒的に行っている。 これは元々そうしたいと思って福岡に移住したわけだが、家族で散歩したりちょっとしたピクニックをするのに最適であり、大きくて整備がされていて人でごった返していない公園というのは最高だなと再認識した。 最近は寒くなったので少し頻度は減ったが、平均すれば週一回くらいは大濠公園に行ってると思われる。 せっかくなので大濠公園の写真も貼っておきます。

あとはやはり家が広いのも良い。 在宅で働くので子が家にいても仕事のパフォーマンスを一定以上に保てる環境が欲しいが、今住んでる物件はメゾネットで仕事部屋とリビングとの間で音が伝わりにくいので、仕事とそれ以外を切り替えやすくて助かっている。

福岡で気に入ってないところとしては、空き瓶・ペットボトル(と燃えないゴミ)の回収が月一回であるところと、歩きタバコをする人がそこそこ多いところ、が挙げられるが享受できているメリットに比べれば無視できるレベルである。

福岡良さそうだな、と思った人はすぐに福岡に移住しましょう。

子育てと仕事以外は殆どしなくなった(できなくなった)

子が生まれる前から予想していたが、これが本当に大きな変化で、自分の時間の使い方として子育てと仕事以外にはまとまった時間が殆ど費やせなくなった。

どれくらい他のことをやっていないのかというと、育休明けから paper-reading に一個も論文メモを追加していないし、GitHub に一個も repository を追加していないし、しっかりした技術書は一冊も読んでいないし、漫画もこれまで読んでいたものの続きを読む程度で新しいものにはほぼ手を出していないし、ゲームもベヨネッタ3を買ったけどおそらくまだ半分くらいしか進んでいない。

それくらい子育てには時間が掛かる。 新生児期は昼も夜もないので夫婦共に寝不足で頭が回らなくてイージーミスをしたし、少し成長しても夜になると自分が相手をすると泣きがちで妻がお風呂に入ってる時にあらゆる手段で宥めたし、夜まとまって寝てくれるようになったと思ったら睡眠退行が始まるし、離乳食を食べるようになったと思ったら機嫌で食べたり食べなかったりするので歌ったり踊ったりして食べさせたり。 妻のおかげでなんとかなっているが、子を育てるとは大変なことだなぁと日々感じ入っている。

このような生活を現在進行形でしながら改めて今年を振り返ってみると、人生の質が変わったな〜、と感じる。 変わった、というのは良い面も悪い面も両方あって、その振れ幅も大きい。 (機嫌がいい時の)子は形容し難いほど可愛いなと思う時もあるし、なぜこの人は 200 日も連続で風呂に入れてるのにまだ泣くのかと唖然とする時もある。家族で一緒に過ごす時間が何よりも尊いと思う時もあるし、全ての時間を自分自身のためだけに使いたいという時もある。 予想していたとはいえ、実際にこれだけの質的変化が生じるのだから、人生は面白い。

仕事のパフォーマンスは向上した

子育てと仕事しかしてないという話だが、こと仕事に関しては面白いことに(?)パフォーマンスは向上した。パフォーマンスが向上した要因として以下が挙げられる。

  • 起きる時間が早くなって集中して自分のタスクに取り組む時間が確保できた
  • 後でやるということが難しくなったので後回しにすることが少なくなった
  • 個人の目的と会社の目的をより強くリンクさせる覚悟を持った

一つ目は分かりやすい。 子は過去の自分の生活と比べると早く寝て早く起きる。 7:00 ~ 7:30 くらいには起きるので、それに合わせて(合わせて、というか合わせざるを得ないわけだが)生活をすると午前中で 4 時間くらいは稼働できる。 朝の時間帯は他の何かに割り込みされることが少ないので特に集中して自分の作業をする時間に充てていて、これはうまく work している。

二つ目は、なんとなくやる気が出ないとかちょっと面倒なタスクだなという時に、昔であれば夜にやってみたりやる気がある日にガッツリ頑張って他の日で稼働を調整したり、ということをしていたがそういうことがやりづらくなったので(稼働可能な時間帯が決まっているので)、すぐやるようになったということ。

よく知られているように、やる気を出すための良い方法はやることなので、とにかくすぐやるようにした。 これは環境の変化もあるけど、意識してトレーニングをしたものでもあり、明確に改善したという実感がある。 同僚からのフィードバックでも常に仕事を進めているとか時間の使い方が上手いとかを言われることが増えた。

この習慣を身につけて得られた副次的な効果として、なんとなく考えて停滞している時間が減った。 本当は物事を進められる準備が整っているのになんか気分が乗らないので進められない、という可能性を排除できるようになったので、進められない時はその問題に対して十分に深く考えられていなかったり知識や情報が足りていないなどが原因であり、それをクリアするための行動を取ればよいと明確に意識できるようになった。

関連することとして、単純作業以外では音楽や動画を流しながら作業をすることもやめた。 これはそういう研究があるという話もあるが、シンプルに自分のパフォーマンスを振り返ってみて、集中してるときは認識していない、そして集中状態に入るために有効だったことも殆どない(むしろ気を取られて時間が過ぎる方が圧倒的に多い)、という経験に基づくものである。

一つ目と二つ目は作業効率的な話なので人生の質という観点ではそれほど大きな話ではないが、三つ目は大きく関連している。 上述の通り子育てには多くの時間が必要であり、睡眠時間は削れない(自分は毎日 8 時間以上寝る)ので、限られた時間をどう使うのかというのは考え直す必要があった。 これは人生の目的関数を形成する各項の重みを再調整するということになる。

少し過去から振り返ると、無職になったときはかなり短期的な個人的興味に効く項の重みを増やし(長期的には後悔最小化をするという気持ちもあったが)、Ubie に入社するときは中長期で得られるデータや金銭的報酬の重みをかなり増やしつつ日々の業務の面白さや金銭的報酬という短期的な要素も考慮した。

自分が使える時間が減ること、会社のフェーズも変わりつつあること、を踏まえて中期的なリターンを最大化するような行動を取るように重みを調整することにした。

会社は市況が厳しい中でシリーズCの資金調達も実施し、入社当時の自分の想定より成長している部分もあれば成長していない部分もある。 確実なのは自分は(そして他のメンバーも)全然満足していないということであり、改めてやりたいことを考えた結果、自分の時間の使い方をもっと会社の成長に寄せて、中期的なリターンの最大化を図ることにした。 40 歳までを一つの区切りとして人生設計を考えているが、その区切りで色々な選択肢を取れるようにするためにも、個人的で小粒・短期的なリターンを得るための行動をするより、会社の中長期的な成長を最大化するためにフルベットする方がよいと考えるに至った。

そのような背景もあり、自分は育休明けから組織全体の生産性を高めるために組織開発的な仕事の割合も増やしたりしている。 こういう仕事は以前からやっていたが、自分が属するチームに優秀なメンバーも増え冗長性が高まったこともあり、自分が他の仕事に費やす時間を確保しやすくなったという面もある。 具体的にどういうことをやっているかというと、最近では組織全体の OKR 運用の改善などを主導していたりもした。 この辺りの話はまた別途書くかもしれない。

というわけで、人生の質が変わったなと感じる一年であったが、来年もやっていく。

来年はもう少し Web 上の存在感を復活させていきたい

これはあまり関係ない話だが、ちょっとした意思表明として。 今年は Web 上の存在感が皆無になった一年で、それは意図したものだったが、来年からは少しずつ復活させていきたいと思っている。 理由は流石に活動が会社の中だけに閉じていて外の情報を取得していなさ過ぎるかなと思ったため。

気付いたら Twitter がどうなるか分からない状況になったりしているが、まあぼちぼちやっていきたい。

まとめ

子が産まれてから人生の質が変わったな、という振り返りをした。 子育てと仕事しかしていない生活になったが、仕事のパフォーマンスは向上した。

みなさんよいお年を。




Written on December 30, 2022